挑戦か衰退か。日本企業の「進退の鍵」を握るのは、外国籍人材採用への挑戦

生徒の皆さんこんにちは。校長の大野です。

最近よく、「日本の給与が30年間変わらない」「アジアの諸外国よりも給与が低い」「日本人の若者が、海外に出稼ぎに行く」などのニュースを見るようになりました。

皆さんは、これらのニュースを聞いて、どう感じたでしょうか?

日本の給与が30年間変わっていないことは周知の事実で、何も今始まったことではないです。
さらに言えば、10年前も同じようなことを言っていたわけです。

私は今またこのニュースが取りざたされている中で、日本が成長していないことがまた事実露呈してしまったなという印象を受けました。
これだけ変わらないのであれば、もはや成長しないぞ!という意思まで感じるほどです。

世界を見てみると、日本と真逆です。特に弊社に問い合わせが多いアジアの国々(中国、ベトナム、インドなど)では給与アップ&物価アップが当然のように行われています。
特にインドでは、社内の昇級率は平均10%、転職すると20%上がると言われています。

こうなると、グローバルでの人材獲得は、ますます日本にとって難しくなるでしょう。

年々、その差は開いているので、できるだけ早く手を打ち、優秀な人材を獲得するために動く必要があります。
そのためにぜひ、従来の給与設定を取っ払うことをご検討ください。

採用時に、「前職の値段を考慮して・・・」「日本のマーケットだとこのくらい・・・」とせずに、自社基準&グローバル基準で判断いただくことをお勧めしています。

いきなり変えることは難しいと思われがちですが、例えば契約社員等の就業形態として採用するなど、自社内の給与テーブルをすぐに変更しないやり方もあります。

外国籍人材の採用は難しいとお考えかもしれませんが、それをすることによって新規市場の開拓や、チームへの新たな価値観の導入など、従来の会社やチームに「変化」をもたらすことが可能です。

変わらない30年を過ごしてきた日本ですが、この先を変えていくために、外国籍人材採用は今後の投資にもなる最高の「変化」の一つです。まずは検討、そして挑戦をお勧めします。

今のまま変わらず現状維持をしたいならば、挑戦しなくても良いと思いますが、それでは衰退していくのではないでしょうか。

常に将来を考えた行動をとりたいですし、できれば明るい将来になるように日々動きたいものです。