グローバルで事業を展開している、または今後していこうという皆様にとって、
信頼構築に大切なビジネスマナーを理解していることは非常に大切です。
日本は諸外国と異なったビジネスマナーがあり、時には丁寧すぎると言われることもあります。だからと言って日本式のビジネスマナーをすることで、世界中の人に丁寧だと思われるかというとそれはまた別問題。
適切に、それぞれの国の文化やマナーを理解し、尊重した対応をすることで、より良いビジネス展開を進めていきましょう!
今回は、第1回目として、インドを取り上げます。
インドは来年には人口世界一になると言われており、巨大な消費国であるとともに、製造、IT含めものづくりの拠点にもなりつつあります。
今後インド現地企業と連携してビジネスを進める日本企業は、少なくないでしょう。
そんなインドでのビジネスマナーをまとめました!
1:ミーティングの設定
日本のようにミーティングがぴったりの時間に始まり、ぴったり終わる場合だけではありません。数時間を含む多少の遅れは発生することがしばしばあります。
そのため、ミーティングの設定は十分に時間の余裕を持って検討してください。
2:挨拶
多民族国家であるインドは、挨拶の方法も多種多様です。そのため、相手に合わせることが重要です。多くは、握手から始まります。
名刺交換は右手を使いましょう。ヒンドゥー教で左手は不浄と捉えられているためです。
インドでは、最も年上(目上)の方から挨拶を始めるため、真っ先に自己紹介をすることは避けましょう。
3:服装
服装はスーツなどで問題ありません。女性はスカートよりもパンツスーツが好まれます。肌の露出はなるべく少なくしましょう。
4:アイスブレーク
ミーティングが始まったら、議題にいきなり入るのではなく、まず人と人との関係性を辛抱強く構築することが大切です。家族の話など、日本では比較的プライベートだと感じるような話題も有効です。
しっかりと相手の信用を勝ち取ってから、議題に入りましょう。
いかがでしょうか?
データや数値に基づいた交渉や、利益を重視する交渉ももちろん大切ですが、それよりも人として信頼に値するかということも、インドでは重要視されています。
時間について、遅れるのはどうなのか?など感じるかもしれませんが、実は辛抱強く関係性を考えてくれているかなどの基準にもなっているようです。
本当に相手とビジネス開始したいのであれば、時間と心に余裕を持って進めましょう。