外国籍人材の努力と実力が正当に評価され、キャリアアップできる職場-日本マイクロMIMで働く外国籍スタッフの座談会-

左から、ファラ氏(インドネシア出身・海外営業職)・ニシカント氏(インド出身・R&D職)・ローレンス氏(フィリピン出身・品質管理職)

大阪府寝屋川市に本社を構える製造業「日本マイクロMIMホールディングス」で働く外国人スタッフの本音を座談会スタイルでお届けします。


ー数ある日本の企業の中で、なぜ皆さんは「日本マイクロMIM」で働こうと思いましたか? 

ローレンス氏:私の出身はフィリピンですが、日本マイクロMIMで働く前は福岡の製造会社で働きながら、自分のキャリアパスについて考えていました。ここで働く、という新しいチャンスが訪れたときに、自分のキャリアパスとは何か、自分はどういう考えなのかを改めて見つめ直したんです。そこで、挑戦してみようと思い、応募しました。面接を受けた際に、事業構造や施策などについて説明を受けましたが、それは自分の考えと一致していると感じました。
それまでの私のキャリアのほとんどがルーティンワーク的な役割でしたが、ここには多くのことを学べる環境があります。会社が中規模なため、社員一人ひとりに多くの責任があり、その責任を感じながら学ぶことができます。もし大企業にいたら、一つのタスクだけを管理することが多いですよね?ここでは多様なタスクがあり、学びや経験の機会がたくさんあると思います。

ニシカント氏:私はインドで学士号と修士号を取得していて、数学的モデリングやシミュレーションに関するバックグラウンドがあるので、特に学術に関連した仕事に興味があります。研究に強い関心があり、自分の専門知識を活かせる分野で働きたいと思っていたのですが、それを日本マイクロMIMなら実現できると思いました。
今は、社長直下の部署で働いています。そして、私の仕事には「教えてくれる人」は存在しません。でも、私にとって「ワクワクすること」「まだ知らないことがあること」の組み合わせこそが原動力になると思っています。そういった環境でモチベーションを保ち、知っていることと知らないことを組み合わせて何かを見つけ出していく仕事にやりがいを感じます。

ファラ氏:私はインドネシアから来ましたが、もともとは金融業界にいました。日本の企業で、東京の本社にも行ったことがあるので、インドネシアと日本の両方の状況を経験しましたが、業界自体がとても厳格だったんです。一方で、この会社はとても自由な感じがしました。会社はとても温かく、みんながお互いをよく知っていて、小さなことも気にかけてくれます。大阪という土地柄も関係あるのかもしれません。

ーたしかに東京と大阪では、人々の雰囲気が違うかもしれませんね。入社してから実際に直面した「日本特有の難しさ」はありますか?そして それをどう克服したのでしょうか。

ニシカント氏:日本の職場では、会社の他の社員が「今、何をしようとしているのか」を察する必要があると感じます。最初はその感覚に慣れていなかったので、ミスをしてしまうこともありましたが、だからといって叱られることはありませんでした。でも、ここで約2年半働くうちに、なんとかその感覚を身につけることができたと思います。この職場のカルチャーは本当に良いと思います。今、私は上司と自由にいろいろなことを話し合えています。

ファラ氏:仕事に直接関わることではありませんが、私はムスリムなので「お祈り」の時間が必要なんです。正直なところ、今の職場ではお祈りの時間をとることが難しいですね。たとえば今は、断食の月であるラマダン中です。そういった信仰の話を説明するのはとても難しいのですが、理解し、尊重しようとしてくれていると感じます。

ー職場で「自分の意見が尊重されている」「孤立していない」と感じる具体的な瞬間はありますか?

ローレンス氏:会社がそういう点を改善しようと一生懸命努力してくれていて、そのことをとても嬉しく思います。私は、上司やチームと非常に近い関係にあり、今のポジションにとても満足しているんです。週次会議や月次会議、そして月に一度のワンオンワンがあり、その場で自分の考えや改善したいことを自由に話せます。しかも、それに対して誰も批判したりしません。自分たちをより良くしようと努力していて、確実に成長していると感じます。
会社の食事会や行事も年間を通して数カ月に一度開催されるので、そこで社員同士が交流もできます。15分間の休憩には、他の部署の外国人スタッフと喋ることもありますよ。

ーそれは素晴らしいですね!皆さんの母国での経験や、自分ならではの視点が「会社に貢献できる」と実感した具体的なエピソードがあれば話してもらえますか?また、自分自身のキャリアや技術力はどうアップデートされましたか?

ローレンス氏:私はもともとフィリピンで製造業の品質保証・管理に関わっていたので、その経験は生かされていると思います。日本の製造業においては、まず品質が大切だと思うので、品質管理部に所属できたことはとても光栄です。日本人が世界に誇れるものですよね、品質といえば日本です。フィリピンでの経験と比べると、今の日本の会社での経験の方が価値があると感じています。

ファラ氏:まだ入社して2ヶ月足らずですが、私は営業で9年の経験があるので、その経験を活かしてここMIMでも新しい取引先を開拓しようとしています。私はここで自分の経験と会社が与えてくれるチャンスを活用できると思います。アジア市場のみならずグローバルな展開を目指すことは、私のキャリアにとっても良いチャンスです。
製造業は私にとって新しい分野でまだまだ理解不足かもしれません。それでも自分の営業経験を活かせると思います。

ー5年後、10年後の自分はどうありたいですか?

ニシカント氏:個人的には、学問とつながり続けたいと思っています。私にとって、仕事は学問に匹敵するか、それ以上のものだと考えているからです。私がインドで学んでいたのは機械工学で、基本的に計算やモデリングといった数学が多く関わる分野です。私はそれらすべてに強い関心があって、他の日本の大学との研究協力にも関わりました。現在私が行っている仕事もモデリングや計算に関連していますが、研究協力の経験は日本で働くことの動機のひとつと言えます。

ファラ氏:私はまず、この会社がグローバル展開を目指す方法について、しっかりと支援したいと考えています。そして今アメリカ・オハイオ州ダブリンに居るアンシュル氏のプロジェクトのサポートもしたいと思っています。

ローレンス氏:品質保証の仕事では多くのことを管理する必要がありますが、私のキャリア目標としては、「品質管理計画(QMP)」に非常に重点を置いています。私たちは3か月ごとにQMPを作成し、3か月、6か月、1年の間に何をすべきかのタスクを管理しています。そして私も、ファラ氏やニシカント氏と同様に、MIMの今後のグローバル展開について、まだまだ多くの貢献ができると考えています。

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