【定着】今の制度のまま外国籍社員の定着度を上げる方法〜給与編〜

こんにちは!
みなさんの企業で、外国籍人材を採用し、すぐに辞めてしまった・・・という経験はありませんか?

それが苦い経験となり、「もう外国籍採用にはチャレンジしたくない!」という企業も、残念ながら少なくありません。
ただ、企業と社員の双方の話を聞いていくと、本当に少しのボタンのかけ違いが原因であることが多々あります。

そんな悲しい事案を一つでも減らすために、定着度をあげるコツをシリーズ化してお届けします。
第一回は、「給与編」です。

給与に関する転職理由

給与に関する転職理由は様々あります。
・提示額が残業を想定したものだった
・額面と手取りの印象が違いすぎた
・給与が毎年上がらない
・友人と比べて自分の給与が低く感じる
・残業代がちゃんと計算されない
などなど・・

日本の給与システムや、会社の評価制度などを理解しないまま、入社してしまうことが原因であることが多いです。

中には残業代未払いなど、日本の法律的にNGであることがありますが、これは言語道断なので割愛します。外国籍人材も基本的には日本国籍と同じ扱いで雇用しましょう。

すぐにできる、定着率をあげるコツ3選

これまでのやり方を変える必要がある、とはいえすぐに給与を上げることもできないし、評価制度を変えることもできない!というのが人事・経営者の方々の本音だと思います。

でも外国籍人材を採用したい・定着させたいという場合、まずは以下のことを試してみてください。

1:オファーの段階で雇用内容を丁寧に説明する
雇用通知書・内定通知書を外国籍人材にお渡ししても、内容をしっかりみていない事があります。彼らにとって、まずオファーをいただけることが大切なので、内容を隅々まで確認する事なく、一旦承諾をしてしまいがちです。

内容を見ていなかった、確認していなかったと言って後々トラブルになってしまっては、双方にとって面倒す。
事前にしっかりと時間をとって確認しましょう。

特に、給与の内訳、残業の考え方、休みの取り方、繁忙期などについては先にしっかりと口頭で説明しましょう。
特に、日本のITや営業ポジションでよく見られる「みなし残業」については注意が必要です。みなしとして残業代が含まれているにも関わらず、「残業代が付いていない!」という抗議になりかねません。

2:期待している仕事を説明する

海外では今話題の「ジョブ型」で就業することが多いです。そのため、自分の役割は何か、しっかりお伝えすることで入社後のミスマッチを防げます。また、給与を上げるためには何ができるようになればいいのか、どの範囲の責務を担当する必要があるのかも伝えておきましょう。
給与に対するモチベーションが、日本国籍の方と比較し、外国籍の方々は高い傾向にあるため、給与アップを目指して、仕事により一層真剣に打ち込んでくれるはずです。

3:評価の際は具体的に伝える

昇給昇格ができないことも時にはあるでしょう。その場合は、なぜ昇給昇格がないのか、何を期待していて、現状どこにいるのか、を個人面談などで説明し理解してもらいましょう。
その納得があれば、より一層スキルアップに励んでもらえるケースが多いです。

反対に、評価に納得できないと、転職を検討するための大きな要素となってしまいがちです。

明確なコミュニケーションを増やして活躍してもらおう!

このように、コミュニケーションを増やすだけでも、外国籍社員の十分定着・活躍を推進することが可能です。
ぜひ諦めずにチャレンジしてみてください。

外国籍人材をすでに採用している/今後採用したいが、ここまでのコミュニケーションはなかなか取れない、取りにくいこともあると思います。
そんな時はキャリアフライにお任せください。
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